Artists

川村麻純 | Masumi Kawamura

母娘、姉妹、母子、夫婦など家族における他者との関係性を題材に、現代におけるポートレイトの可能性を探求してきた。インタビューの手法を取り入れ、映像、写真、テキストを駆使しながら、公の歴史に残ることなく消えてゆくものを美術の中につなぎとめ、この時代に生きる私たちにとり、いかにアクチュアルなものとして捉え、他者に拓くことができるかを考えながら制作している。

1975年千葉県生まれ、茨城在住
2012年東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修士課程修了
1998年跡見学園女子大学美学美術史学科卒業

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『Mirror Portraits』(2013)

カタリナ・グルツェイ | Katharina Gruzei

社会・政治的問題、メディアにおける女性の表象、それらの歴史的出来事との関連などといった幅広い関心事を扱う。近年は公共空間へ介入するインスタレーションを通じて、日常生活と生活環境との境界線やしきたりについて問いかける作品を制作している。そのほか、オーストリアの産業と労働を長期的に調査した大規模なプロジェクト「ÖsterreichBilder」を展開している。

1983年 クラーゲンフルト(オーストリア)生まれ、リンツ/ウィーン在住
2014年 リンツ工科造形芸術大学大学院エクスペリメンタル・アート専攻修了
2012年 リンツ工科造形芸術大学ファインアート&カルチュラルスタディース科卒業

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『War Room』(2016-2017)

坂本夏海 | Natsumi Sakamoto

記憶と物語、現実とフィクションの曖昧な境界線について焦点を当てた映像作品、絵画やインスタレーションを制作している。家族や友人等の身の回りの人々や出来事を作品の出発点とし、歴史や民話等の様々な分野へのリサーチを通じて、さらに様々な土地の取材や出会った人々へのインタビューで聞いたストーリーを織り交ぜながらひとつの物語を紡いでいく。

1986年 東京都生まれ、在住
2014年 ロンドン芸術大学チェルシー・カレッジ・オブ・アーツ、MA ファインアーツ科修了
2009年 多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業

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『My Grandma’s Apple Pie』(2016)

 

セナ・バショズ | Sena Başöz

ビジュアル/パフォーマンス/映像作家として活動するバショズは、彼女自身の身体と隣接する空間との間で起こる摩擦を出発点に、政治、歴史、宗教、義務、性別による役割や社会的地位と空間との関係を考察している。その制作活動は作家自身にとって、人間同士のみならず、人間と自然との関係性の構築を模索する行為ともなっている。

1980年 イスタンブール(トルコ)生まれ・在住
2010年 バード大学ミルトンアヴェェリー美術大学院映像学科(ニューヨーク)修了
2002年 ボアズィチ大学経済学科(イスタンブール)卒業

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『Notes on a Parallel Life』パフォーマンス映像・5分50秒 (2017)

本間メイ | Mei Homma

近世から現代にいたるインドネシアと日本の歴史的関係のリサーチを基点に、資料やアーカイブといった公的なドキュメントのみならず、小説や日用品、作家自身が現地を歩き、映像を撮影するなど多角的なアプローチを取り入れ、現在にも通ずる社会・政治的な問題や多国間における関係性を考察する映像作品やインスタレーションを発表している。

1985年 東京都生まれ、在住
2009年 女子美術大学芸術学部芸術学科卒業
2011年 ロンドン芸術大学チェルシー・カレッジ・オブ・アーツ、MA ファインアーツ科修了

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『マイコの国に関する私のノート -Catatanku tentang negeri Maiko-』(2016)

良知暁 | Akira Rachi

投票をキーワードとする広範なリサーチを基に、表象や社会的不平等、制度をめぐる政治性などを考察する作品を、テキスト、写真、パフォーマンスを含むさまざまな形式で発表している。そのほか、写真と空間の関係性を入れ子構造を取り入れながら考察したインスタレーション、「歩行」や「質問」といったシンプルな行為による実践を展開している。

1980年 静岡県生まれ、東京都在住
2003年 法政大学社会学科卒業
2007年 ボーンマス美術大学写真学科卒業

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展示風景『ハロー/もしもし、受話器越しに聞こえた声、ほか』blanClass (2016)

小口なおみ | Naomi Oguchi

「話を聞く」という姿勢を貫きながら、特定の状況を設計することで生まれる出会いや語り、対話を生み出す機会として、作品やプロジェクト、展覧会を制作している。2011年から2014年にかけて、非営利団体CAMPのメンバーとして活動。2016年より、デザイナーとして企業に勤めながらデザインに纏わる展覧会企画などの活動も行う。

1988年 長野県生まれ 神奈川県在住
2011年 女子美術大学デザイン学科卒業

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『祖母にきく』インスタレーション (2015)

滝 朝子 | Asako Taki

社会で生活する中で他者との関わりから生まれる制度や表現行為に着目し、ドローイングから参加型のプロジェクトまで、さまざまな形式で作品を発表している。また、すべての人がもつ想像力や表現力を自分なりに表現する機会を増やすため、特定非営利活動法人 芸術資源開発機構で事務局員・コーディネーターとして勤務。ワークショップや美術教育に携わり、子どもから高齢者まで、自由な余白を持つ創作・鑑賞活動の場づくりを実践している。

1988年 生まれ、東京在住
2011年 ロンドン芸術大学チェルシーカレッジオブアーツ ファインアート科卒業
2013年 特定非営利活動法人芸術資源開発機構 勤務

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『隣人と社会』インスタレーション (2016)

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