子育てするアーティストを排除しないために

有志メンバー* で「子育てするアーティストを排除しないために 文化施設やレジデンスのためのガイドライン」の日本語翻訳をしました。

リンク:http://www.artist-parents.com/ja/

(* 敬称略 |  Back and Forth Collective (坂本夏海、本間メイ、滝朝子)、Catherine Harrington、Timeline Project(長倉友紀子、渡辺泰子)、田中功起 、徳山由香)

原文はイギリス在住の美術批評家Hettie Judah氏を中心とし、母親であるアーティスト達が協働で執筆したものです。

このガイドラインは、母親であることがアーティストのキャリアに与える影響についての調査を元に作成され、2020年3月にロンドンのThe Freelands Foundationが主催したオンラインディスカッション「How Not To Exclude Artist Mothers」の中で発表されました。

このガイドラインをきっかけとして、アートに関わる人にとっての子育てにまつわる問題について、様々な方々と共に考える機会が生まれればと思っています。

普段あまり語られることのない子育ての問題をより開かれたものにしていくために、この翻訳プロジェクトから派生し、今後は様々な人々の声を集めた<読み物>の作成を坂本夏海、本間メイ、滝朝子、長倉友紀子が中心となって行います。

子育ての問題は、それぞれの置かれた環境や状況によって大きく異なります。今後、その<読み物>を通し、日本国内や海外での子育ての問題など、様々な視点を見つめる機会を生み出したいと考えています。